お礼の品やお菓子に、短いメッセージを添えたいと思っても、「どのくらい丁寧に書けばよいのか」「一言だけでは失礼にならないか」と迷うことがあります。
ちょっとしたお礼であれば、長い文章を書く必要はありません。感謝の言葉に、何についてのお礼なのかを一言加えるだけでも、気持ちは十分に伝わります。
この記事では、メッセージカードや一筆箋に書ける、1~3文程度の短いお礼の言葉を50例紹介します。
お菓子、お土産、お裾分け、差し入れなど、品物や目的に合わせて選べるほか、親しい表現、やわらかく丁寧な表現、目上の人にも使える表現に分けています。
カード・一筆箋・便箋の選び方や、手渡し・同封・別送の違いは、贈り物に添える手紙の基本と使い分けをご覧ください。
短い一言ではなく、まとまったお礼の手紙を書きたい場合は、お礼の品を送るときの手紙の書き方と文例で詳しく紹介しています。
ちょっとしたお礼の言葉は1~3文で十分
お礼の品に添えるメッセージは、長く書くことよりも、何について感謝しているのかを具体的に伝えることが大切です。
基本的には、次の3つを組み合わせます。
- 感謝の言葉
- 何をしてもらったのか、どう助かったのか
- 品物を受け取ってもらう言葉
たとえば、次のように書きます。
先日は子どもの送迎をしてくださり、ありがとうございました。とても助かりました。ほんの気持ちですが、どうぞお受け取りください。
すべてを入れなくても構いません。親しい相手なら1文、少し丁寧に伝えたい相手なら2~3文を目安にすると、自然なメッセージになります。
相手に合わせて丁寧さを変える
同じお礼でも、相手との関係によって適した表現が異なります。
親しい相手には、「ありがとう」「よかったらどうぞ」などの自然な言葉が向いています。
近所の人や知人には、「ありがとうございました」「ささやかですが、お受け取りください」とすると、やわらかく丁寧です。
上司や年長者には、「心ばかりの品ですが」「お納めいただければ幸いです」など、少し改まった表現を選びます。
まず使いやすい基本のお礼メッセージ9選
最初に、品物や場面を限定せず使いやすい基本文例を紹介します。
親しい相手に使える一言3選
例文1|気軽に感謝を伝える
【親しい相手向け・2文】
いつもありがとう。ほんの気持ちだけど、よかったら受け取ってね。
「いつも」を「この前は」に変えると、特定の出来事へのお礼にも使えます。
例文2|助かった気持ちを伝える
【親しい相手向け・2文】
この前は手伝ってくれてありがとう。本当に助かりました。
小さな品物を添える場合は、最後に「よかったら使ってね」などを加えます。
例文3|小さな品物を渡す
【親しい相手向け・2文】
いつもお世話になっています。ほんの気持ちですが、どうぞ。
家族や親しい友人には、「お世話になっています」を「いつもありがとう」に変えても自然です。
やわらかく丁寧な一言3選
例文4|日頃のお世話へのお礼
【やわらかく丁寧・2文】
いつもありがとうございます。ささやかですが、お礼の気持ちです。
近所の人、知人、保護者同士など、幅広い相手に使えます。
例文5|具体的な出来事へのお礼
【やわらかく丁寧・3文】
先日はご親切にしていただき、ありがとうございました。とても助かりました。ささやかですが、どうぞお受け取りください。
「ご親切にしていただき」の部分を、実際にしてもらった内容へ書き換えます。
例文6|相手への気遣いを添える
【やわらかく丁寧・2文】
いつもお気遣いいただき、ありがとうございます。よろしければ、皆さまでお召し上がりください。
家族や職場で分けられるお菓子や食品に向いています。
目上の人にも使える丁寧な一言3選
例文7|お世話になったことへのお礼
【目上の人向け・2文】
先日は大変お世話になり、ありがとうございました。ささやかですが、お礼の品をお受け取りください。
上司、恩師、年長者などに使いやすい表現です。
例文8|「心ばかり」を使う
【目上の人向け・2文】
日頃のお力添えに、心より感謝申し上げます。心ばかりの品ですが、お受け取りいただければ幸いです。
少し改まった相手や、仕事でお世話になった人に向いています。
例文9|「お納めください」を使う
【目上の人向け・2文】
先日はご配慮いただき、誠にありがとうございました。わずかばかりではございますが、どうぞお納めください。
「お納めください」は丁寧な表現ですが、親しい友人には堅く感じられることがあります。
目的別|お礼の品に添える短いメッセージ31選
ここからは、何についてのお礼をするのか、どのような品物を添えるのかに分けて紹介します。
ちょっとしたお礼の品に添える一言7選
例文10|手伝ってもらったお礼
【やわらかく丁寧・3文】
先日は作業を手伝ってくださり、ありがとうございました。おかげで予定どおり終えることができました。ささやかですが、お礼の品です。
「作業」を、片付け、準備、荷物運びなどに書き換えられます。
例文11|相談に乗ってもらったお礼
【やわらかく丁寧・2文】
先日は親身になって相談に乗ってくださり、ありがとうございました。心ばかりですが、お礼の気持ちです。
親しい相手には、「親身になって」を「話を聞いてくれて」に変えると自然です。
例文12|急なお願いに応じてもらったお礼
【丁寧・3文】
急なお願いにもかかわらず、ご対応いただきありがとうございました。大変助かりました。ささやかですが、どうぞお受け取りください。
職場やそれほど親しくない知人にも使いやすい文例です。
例文13|送迎してもらったお礼
【やわらかく丁寧・3文】
先日は送っていただき、ありがとうございました。おかげでとても助かりました。ほんの気持ちですが、お受け取りください。
子どもの送迎の場合は、「子どもを送っていただき」と具体的に書きます。
例文14|借りたものを返すときのお礼
【やわらかく丁寧・3文】
長い間お借りして、ありがとうございました。とても助かりました。お返しするのが遅くなりましたが、ささやかなお礼を添えます。
本や道具、衣類、容器などを返すときに使えます。
例文15|紹介や取り次ぎへのお礼
【丁寧・3文】
このたびはご紹介いただき、ありがとうございました。おかげさまで、よいご縁につながりました。心ばかりですが、お礼の品をお送りします。
人、店、病院、仕事などを紹介してもらった場合に使えます。
例文16|日頃のお世話へのお礼
【幅広く使える・2文】
日頃から何かとお世話になり、ありがとうございます。感謝の気持ちを込めて、ささやかな品をお送りします。
特定の出来事ではなく、普段のお世話に感謝したいときに向いています。
お菓子・菓子折りに添える一言7選
例文17|家族で食べてもらうお菓子
【やわらかく丁寧・2文】
先日はありがとうございました。ささやかですが、皆さまでお召し上がりください。
相手本人だけでなく、家族にも食べてもらいたい場合に使えます。
例文18|職場で分けてもらうお菓子
【丁寧・2文】
いつもお世話になり、ありがとうございます。休憩時間に、皆さまでお召し上がりください。
個包装のお菓子や、職場で分けやすい品に向いています。
例文19|目上の人へ渡す菓子折り
【目上の人向け・2文】
先日は大変お世話になり、ありがとうございました。お口に合えば幸いです。
「お口に合えば幸いです」は、相手の好みが分からないときにも使いやすい表現です。
例文20|親しい相手への気軽なお菓子
【親しい相手向け・2文】
この前はありがとう。好きそうなお菓子を見つけたので、よかったら食べてね。
「好きそうなお菓子」の部分に、相手を思って選んだ気持ちが表れます。
例文21|地元や評判のお菓子
【やわらかく丁寧・3文】
先日はありがとうございました。地元で評判のお菓子を見つけました。よろしければ、お召し上がりください。
品物の特徴を一言添えると、定型文だけの印象になりません。
例文22|季節のお菓子
【幅広く使える・2文】
いつもありがとうございます。季節のお菓子を少しですが、どうぞお楽しみください。
「春らしいお菓子」「夏限定のお菓子」などに書き換えられます。
例文23|個包装のお菓子
【職場や集まり向け・2文】
先日は皆さまにお世話になり、ありがとうございました。ささやかですが、お一つずつお召し上がりください。
職場、地域の集まり、教室など、複数の人に渡す場合に向いています。
お土産に添える一言5選
例文24|旅行中のお世話へのお礼
【やわらかく丁寧・3文】
旅行中は何かとお気遣いいただき、ありがとうございました。おかげで安心して過ごせました。ささやかですが、お土産です。
旅行の準備や留守中に助けてもらった相手に使えます。
例文25|留守中の対応へのお礼
【やわらかく丁寧・3文】
留守の間、荷物を受け取ってくださりありがとうございました。とても助かりました。旅行先のお土産を少しですが、どうぞ。
植物の世話や郵便物の確認などにも書き換えられます。
例文26|仕事を代わってもらったお礼
【職場向け・3文】
休みの間、仕事を引き受けてくださりありがとうございました。おかげでゆっくり休むことができました。皆さまでどうぞ。
職場で分けられるお土産に向いています。
例文27|案内や情報を教えてもらったお礼
【やわらかく丁寧・3文】
先日は旅行先について詳しく教えてくださり、ありがとうございました。おかげで楽しい時間を過ごせました。お土産を少しですが、お受け取りください。
店や観光地などを教えてもらった相手にも使えます。
例文28|日頃のお礼を兼ねたお土産
【幅広く使える・2文】
いつもお世話になり、ありがとうございます。旅先で見つけたものですが、よろしければお受け取りください。
品物そのものより、日頃の感謝を中心に伝える文例です。
お礼ではなく、旅行の報告や送付理由だけを伝えたい場合は、お礼以外の荷物に添える手紙やメッセージの文例を参考にしてください。
お裾分けに添える一言6選
例文29|果物のお裾分け
【やわらかい表現・2文】
いつもありがとうございます。果物をたくさんいただきましたので、よろしければお召し上がりください。
「たくさんいただきましたので」と書くと、相手に気を遣わせにくくなります。
例文30|野菜のお裾分け
【親しい相手・2文】
いつもありがとう。採れたての野菜を少しですが、よかったら食べてください。
家庭菜園の野菜を渡す場合にも使えます。
例文31|季節の食べ物のお裾分け
【やわらかく丁寧・2文】
日頃のお礼を込めて、旬のものを少しお持ちしました。よろしければお召し上がりください。
果物、魚、山菜、季節の菓子などに使えます。
例文32|親しい相手への気軽なお裾分け
【親しい相手・2文】
たくさんあるので、少しもらってください。いつもありがとう。
親しい関係であれば、品物の説明を先にしても自然です。
例文33|近所の人への丁寧なお裾分け
【近所の人向け・3文】
いつも何かとお気遣いいただき、ありがとうございます。いただきものですが、よろしければどうぞ。お口に合えばうれしいです。
親しさはありながらも、丁寧に伝えたい相手に向いています。
例文34|目上の人へのお裾分け
【目上の人向け・2文】
日頃の感謝を込めて、季節の品を少しお持ちしました。お召し上がりいただければ幸いです。
目上の人には、「余ったので」「たくさんあるので」よりも、品物を控えめに案内する表現が適しています。
差し入れに添える一言6選
例文35|忙しい仕事を手伝ってもらった人へ
【職場向け・3文】
忙しいなか手伝ってくださり、ありがとうございました。大変助かりました。休憩時間に皆さまでどうぞ。
お礼と労いの両方を伝えられます。
例文36|行事やイベントを手伝ってもらった人へ
【やわらかく丁寧・3文】
準備から片付けまでお手伝いいただき、ありがとうございました。おかげで無事に終えることができました。ささやかですが、差し入れです。
地域行事、学校行事、発表会などに使えます。
例文37|引っ越しや作業を手伝ってもらった人へ
【親しい相手向け・3文】
今日は手伝ってくれてありがとう。本当に助かりました。疲れたと思うので、よかったら食べてください。
飲み物や軽食を差し入れる場合にも向いています。
例文38|勉強や指導をしてもらった人へ
【やわらかく丁寧・3文】
丁寧に教えてくださり、ありがとうございました。とても勉強になりました。ささやかですが、お礼の気持ちです。
先生、先輩、知人などに使えます。
例文39|看病や付き添いをしてもらった人へ
【やわらかく丁寧・3文】
体調を崩した際には、いろいろとお気遣いいただきありがとうございました。とても心強かったです。ほんの気持ちですが、お受け取りください。
「看病してくださり」「付き添ってくださり」と具体的に書いてもよいでしょう。
例文40|集まりや活動を支えてくれた人へ
【幅広く使える・3文】
いつも活動を支えてくださり、ありがとうございます。皆さまのおかげで楽しく続けることができています。休憩の際にどうぞ。
趣味の会、サークル、地域活動などに使えます。
相手別|短いお礼メッセージ10選
相手別の詳しい場面は専門記事で紹介しています。ここでは、相手に応じた丁寧さが分かる代表例を取り上げます。
近所の人へ4選
例文41|荷物を受け取ってもらったお礼
【近所の人向け・3文】
留守の間、荷物を受け取ってくださりありがとうございました。お手数をおかけしました。ささやかですが、お礼の気持ちです。
近所の人には、親しすぎず堅すぎない表現が自然です。
例文42|留守中に家のことを見てもらったお礼
【近所の人向け・3文】
留守の間、家のことを気にかけてくださりありがとうございました。おかげで安心して出かけることができました。よろしければお受け取りください。
郵便物や植物を見てもらった場合にも使えます。
例文43|子どもや家族を気にかけてもらったお礼
【近所の人向け・3文】
いつも子どものことを気にかけてくださり、ありがとうございます。家族一同、感謝しております。ささやかですが、皆さまでお召し上がりください。
「家族一同」は、家族ぐるみでお世話になっている場合に向いています。
例文44|地域の情報を教えてもらったお礼
【近所の人向け・3文】
先日は地域のことを詳しく教えてくださり、ありがとうございました。大変参考になりました。ほんの気持ちですが、どうぞ。
引っ越したばかりのときや、地域の手続きを教えてもらった場合に使えます。
友人・知人へ2選
例文45|親しい友人へ
【親しい友人向け・3文】
いつも話を聞いてくれてありがとう。おかげで気持ちが楽になりました。ほんの気持ちだけど、受け取ってね。
相談に乗ってもらった友人へのお礼に向いています。
例文46|知人へ
【知人向け・3文】
先日はご親切にしていただき、ありがとうございました。とても助かりました。ささやかですが、お礼の品です。
親しい友人ほどくだけず、目上の人ほど改まらない表現です。
友人や知人への誕生日、お土産、差し入れ、お祝い返しなどの詳しい文例は、友人・知人への贈り物に添える場面別文例をご覧ください。
親戚へ2選
例文47|親しい親戚へ
【親しい親戚向け・3文】
いつもいろいろと気にかけてくれてありがとう。家族みんなで感謝しています。よかったら皆さんで食べてください。
普段から行き来のある親戚に使いやすい文例です。
例文48|年長の親戚へ
【年長の親戚向け・2文】
日頃から温かく見守っていただき、ありがとうございます。心ばかりの品ですが、お受け取りください。
叔父・叔母など、年長の親戚へ丁寧に伝えたい場合に向いています。
お祝い返し、お裾分け、季節の贈り物などは、親戚への贈り物に添える手紙とメッセージ文例で紹介しています。
上司・目上の人へ2選
例文49|日頃の指導へのお礼
【上司・目上の人向け・2文】
日頃より温かいご指導をいただき、ありがとうございます。心ばかりの品ですが、お納めいただければ幸いです。
職場の上司、恩師、先輩などに使えます。
例文50|具体的な配慮へのお礼
【上司・目上の人向け・3文】
先日はお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで安心して進めることができました。ささやかではございますが、お礼の品をお受け取りください。
「お心遣い」の部分を、相談、紹介、取り計らいなどに書き換えます。
退職・異動、お中元・お歳暮、お祝い返しなどの詳しい文例は、上司・目上の人への贈り物に添える丁寧な文例をご覧ください。
文例を自分の状況に合わせて書き換える方法
紹介した文例と自分の状況が完全に同じでなくても、文章の一部分を変えるだけで使えます。
「先日は」の後に具体的な出来事を入れる
「先日はありがとうございました」だけでも間違いではありませんが、何についてのお礼なのかを入れると、気持ちが伝わりやすくなります。
たとえば、次のように書き換えます。
- 先日は子どもの送迎をしてくださり、ありがとうございました。
- 先日は急なお願いに対応してくださり、ありがとうございました。
- 先日は相談に乗ってくださり、ありがとうございました。
- 先日は荷物を受け取ってくださり、ありがとうございました。
具体的な内容は、一言だけでも十分です。
助かったことやうれしかったことを加える
感謝の理由に加えて、相手の行動によってどう感じたのかを書くと、定型文だけの印象を避けられます。
- とても助かりました。
- 心強く感じました。
- おかげで安心できました。
- 家族みんなで喜んでいます。
- 大変参考になりました。
- おかげで無事に終えることができました。
大げさに褒める必要はありません。実際に感じたことを短く添えます。
品物に合わせて結びを変える
メッセージの最後は、添える品物に合わせて選びます。
お菓子や食品であれば、「お召し上がりください」「皆さまでどうぞ」が自然です。
日用品や小物であれば、「お受け取りください」「よろしければお使いください」とします。
少し改まった相手には、「お納めいただければ幸いです」も使えます。
お礼の品に添える結びの言葉の選び方
「よろしければどうぞ」
友人、知人、近所の人などに使いやすい、やわらかい表現です。
小さなお菓子や気軽な品物に向いています。
「お召し上がりください」
お菓子、果物、飲み物など、食品を渡すときに使います。
家族や職場で分けてもらう場合は、「皆さまでお召し上がりください」とすると自然です。
「お受け取りください」
食品以外の品物にも使える、幅広い表現です。
知人や目上の人など、少し丁寧に伝えたい相手にも使えます。
「お納めください」
目上の人や年長者など、改まった相手に品物を渡すときに使います。
親しい友人に使うと堅く感じられることがあるため、相手との関係に合わせましょう。
「ご笑納ください」
「つまらないものですが、笑って受け取ってください」という控えめな意味を含む表現です。
小さな贈り物や食品などに使われますが、親しい相手には堅く感じられることがあります。また、謝罪やお悔やみの場面には適しません。
「ほんの気持ち」「ささやか」「心ばかり」の選び方
いずれも、品物を控えめに表す言葉ですが、適した相手や丁寧さが少し異なります。
ほんの気持ち
親しい友人や家族、気軽に話せる知人へのお礼に向いています。
「ほんの気持ちだけど、受け取ってね」のように使います。
ささやかですが
親しい相手から少し改まった相手まで、幅広く使えます。
「ささやかですが、お礼の品をお受け取りください」とすると、やわらかく丁寧です。
心ばかりの品ですが
上司、恩師、年長者など、目上の人にも使いやすい丁寧な表現です。
「心ばかりの品ですが、お納めいただければ幸いです」のように使います。
詳しい意味や失礼にならない使い方は、「心ばかり」の意味・使い方・言い換えで紹介しています。
短いお礼メッセージで気をつけたいこと
何に対するお礼かを一言入れる
「ありがとうございました」だけでも感謝は伝わりますが、何についてのお礼なのかが分からない場合があります。
「相談に乗ってくださり」「荷物を受け取ってくださり」など、具体的な内容を加えましょう。
相手に対して堅すぎる表現を使わない
親しい友人に「ご厚情を賜り」「ご笑納ください」などと書くと、かえって距離を感じさせることがあります。
相手との普段の会話を思い浮かべ、少し丁寧にする程度で十分です。
品物を必要以上にへりくだらない
「つまらないもの」「粗品ですが」など、品物を強く下げる表現は、現在では違和感を与えることがあります。
「ささやかですが」「心ばかりの品ですが」など、控えめで自然な表現を選びましょう。
食品には保存方法なども添える
要冷蔵の食品や賞味期限が短いものを渡す場合は、お礼の言葉とは別に、
- 冷蔵庫で保存してください
- 本日中にお召し上がりください
- 賞味期限は○月○日です
など、必要な情報も忘れずに添えます。
差出人の名前を忘れない
職場や地域の集まりなど、複数の人から品物を受け取る可能性がある場面では、誰からの品物か分からなくなることがあります。
メッセージカードの最後に、氏名や名字を書いておきましょう。
よくある質問
一文だけでも失礼になりませんか
ちょっとしたお礼であれば、一文だけでも失礼にはなりません。
「先日はありがとうございました。ほんの気持ちですが、どうぞ」のように、感謝と品物について一言ずつ入れると、短くても伝わりやすくなります。
「ほんの気持ちです」は目上の人にも使えますか
失礼な表現ではありませんが、親しみのある、やや気軽な言い方です。
上司や恩師などには、「心ばかりの品ですが」「ささやかではございますが」とすると、より丁寧です。
メッセージカードと一筆箋のどちらを使えばよいですか
1~2文の短いメッセージなら、メッセージカードが使いやすいでしょう。
少し丁寧に2~3文書きたい場合は、一筆箋も向いています。詳しい使い分けは、贈り物に添える手紙の基本と使い分けをご覧ください。
正式なお礼の手紙を書きたい場合はどうしますか
目上の人や仕事関係の相手へ改まった手紙を送る場合は、短い一言だけでなく、挨拶やお礼の理由を含めた文章にします。
場面別のまとまった文例や正式な全文例は、お礼の品を送るときの手紙の書き方と文例で紹介しています。
まとめ|短くても具体的なお礼の言葉を添えよう
お礼の品に添えるメッセージは、長く書く必要はありません。
「ありがとうございました」という感謝の言葉に、何についてのお礼なのか、どのように助かったのかを一言加えるだけで、気持ちの伝わる文章になります。
親しい相手には、普段の言葉に近い自然な表現を選びましょう。
近所の人や知人には、「ささやかですが」「よろしければどうぞ」など、やわらかく丁寧な表現が向いています。
上司や年長者には、「心ばかりの品ですが」「お納めいただければ幸いです」とすると、改まった気持ちを伝えられます。
紹介した50例の中から近い文例を選び、してもらったことや品物の内容を自分の状況に合わせて書き換えてみてください。
贈り物に添える手紙の記事を目的別に探したい場合は、贈り物に添える手紙の基本と記事一覧をご覧ください。

