「心ばかり」とは?意味と正しい使い方
「心ばかり」とは、ささやかな贈り物や気持ちを伝える際に添える、控えめで丁寧な表現です。品物の値段に関係なく、真心を伝えるための柔らかな言葉として、日常からビジネスまで幅広い場面で使われています。
まずは「贈り物に添える手紙の基本マナー」を押さえておきたい方は、下記も参考になります。
贈り物に添える手紙の基本マナー
「心ばかり」を使うときの基本マナー
便利な表現ですが、使い方によっては不自然になってしまう場面もあります。特に目上の方には、丁寧な敬語と合わせて使うと失礼がありません。また、弔事や正式な進物では別の表現を使う方が適切な場合もあります。
どんなときに使える?
心ばかりは以下のような幅広いシーンで使えます。
・日常のちょっとした贈り物
・お礼やお返し
・季節の挨拶
・差し入れやお裾分け
・引越しの挨拶
一方で高価なお礼には「御礼」「進物」などの表現が適する場合もあります。
目上の人に使って大丈夫?
「心ばかり」は謙虚な気持ちを表すため、目上の方に対しても使える表現です。「ささやかではございますが」「心ばかりの品をお納めください」など丁寧な言い回しと組み合わせると安心です。
相手別「心ばかり」の例文集(30選)
ここでは、親戚・上司・友人の3つに分けて、すぐ使える自然な文例をまとめます。
お返し・お礼に特化した文例を探している場合は、こちらも参考になります。
お礼の品に添える文例まとめ
親戚への例文(10例)
いつも温かいお心遣いをありがとうございます。心ばかりの品ですが、お受け取りいただければ幸いです。
季節の果物が届きましたので、心ばかりお裾分けさせていただきます。ご笑納いただければ嬉しいです。
季節のご挨拶をかねて心ばかりの品をお送りいたします。ご家族の皆さまにもよろしくお伝えください。
日頃のお心遣いに感謝し、心ばかりの品をお届けいたします。皆さまでお召し上がりください。
心ばかりではございますが、季節のご挨拶として受け取っていただければ嬉しく存じます。
ささやかではございますが、日頃の感謝を込めて心ばかりの品を送らせていただきました。
先日はご丁寧なお心遣いをありがとうございました。心ばかりではありますが、お返しの品をお納めください。
久しぶりに皆さまのお顔を思い浮かべながら、心ばかりの品を選びました。どうぞご笑納ください。
お近づきのしるしに、心ばかりのお品をお送りします。お気に召していただければ幸いです。
つかの間ですが季節を感じていただければと思い、心ばかりの品を送ります。どうぞお納めください。
上司・目上の方への例文(10例)
日頃のご厚情に心より感謝申し上げます。ささやかではございますが、心ばかりの品をお贈りいたします。
平素よりご指導を賜りありがとうございます。感謝の気持ちを込めて、心ばかりの品をお届けいたします。
日頃より大変お世話になっております。心ばかりの品にて恐縮ですが、受け取っていただければ幸いです。
平素よりご高配を賜り深く感謝申し上げます。ささやかではございますが、心ばかりのお品をお納めください。
日頃の感謝を形にいたしました。心ばかりではございますが、ご笑納いただければ幸いに存じます。
このたびのご支援に御礼申し上げ、心ばかりのお品をお贈りいたします。お納めいただければ幸いです。
お力添えをいただいておりますこと、心より感謝しております。ささやかではございますが、心ばかりの品をお受け取りください。
お世話になっております感謝を込めまして、心ばかりの品を用意いたしました。お気に召していただければ幸いです。
日頃より過分なお心遣いを賜り、厚く御礼申し上げます。心ばかりではございますが、ご査収くださいませ。
感謝の気持ちを込めて、心ばかりの品をご用意いたしました。ご多忙の折とは存じますが、ご自愛くださいませ。
友人・知人への例文(10例)
これ、あなたに似合いそうだなと思って選びました。心ばかりだけど、使ってもらえたら嬉しいです。
いつもありがとう。気持ちばかりだけど、よかったら受け取ってね。
いつも気にかけてくれてありがとう。ちょっとしたものだけど、受け取ってもらえると嬉しいです。
あなたのことを思い出して、つい手に取った品です。心ばかりだけど、使ってもらえると嬉しいです。
これからもよろしくね、という気持ちを込めて、心ばかりの品を贈ります。
ささやかだけど、日頃の感謝を込めて選びました。気に入ってくれるといいな。
ちょっとした差し入れです。心ばかりだけど、疲れたら少しでも癒されますように。
この前のお礼に、心ばかりの品を贈ります。気軽に使ってね。
気持ちばかりの贈り物だけど、あなたに喜んでもらえたら嬉しいです。
これを見て真っ先にあなたのことが浮かびました。心ばかりだけど、どうぞ受け取ってください。
シーン別の「心ばかり」文例(20選)
お礼・お返し・引越しなど特定の場面で使いやすい文例もまとめて紹介します。
短めの文例だけを探している方は下記もどうぞ。
一筆箋で伝えるお礼文例
お礼のシーン(5例)
先日は温かいお心遣いをありがとうございました。心ばかりではございますが、お礼の品をお贈りいたします。
このたびはご配慮いただき、心より感謝申し上げます。心ばかりのお品ですが、受け取っていただけると幸いです。
お力添えいただいたお気持ちに感謝し、心ばかりの品をお送りいたします。
先日のご厚意に御礼申し上げ、心ばかりのお品を準備いたしました。
心ばかりの品ではございますが、日頃の感謝の気持ちを込めてお送りします。
お返しのシーン(5例)
このたびはご丁寧なお心遣いを賜り、誠にありがとうございました。心ばかりではございますが、お礼の品を送らせていただきます。
温かいお気持ちをいただき、心より御礼申し上げます。心ばかりのお返しの品をお納めください。
先日はご祝辞をありがとうございました。心ばかりの内祝いをお送りいたします。
快気のご挨拶として、心ばかりではございますが品をお届けいたします。
ご厚情に感謝の気持ちを込め、心ばかりの品を贈らせていただきました。
差し入れ・お裾分けのシーン(5例)
季節の品が手に入りましたので、心ばかりですがお裾分けさせていただきます。
よかったら召し上がってください。心ばかりのお裾分けです。
少し多めに作りましたので、心ばかりのおすそ分けです。お口に合えば嬉しいです。
いつも頑張っているあなたへ、心ばかりの差し入れです。
道中で素敵な品を見つけたので、心ばかりの差し入れとしてお渡しします。
引越し・転居の挨拶(5例)
このたび転居いたしました。心ばかりですがご挨拶の品をお送りいたします。
日頃からお世話になっている気持ちを込め、心ばかりではございますが品をお届けいたします。
新しい住まいからご挨拶申し上げます。心ばかりの品ではございますが、お受け取りいただければ幸いです。
これまでの感謝を込めて、心ばかりのお礼の品をお届けいたします。
ささやかですが、心ばかりのご挨拶の品をお届けします。
まとめ|控えめな言葉で気持ちはきちんと伝わる
心ばかりは、贈り物に温かさと謙虚さを添える便利な表現です。相手別・シーン別の文例を参考にしながら、気持ちを丁寧に伝える文章を整えてみてください。

