神社・お寺宛て手紙の宛名は「御中」でいい?役職・様の使い分けまで完全ガイド

手紙の用紙を前にして、神社やお寺につける敬称を思案している写真

神社やお寺へ出す手紙。宛名に「御中」と書けばよいのか、それとも「様」を付けるべきなのか――。 普段あまり出さない相手だからこそ、迷いますよね。

結論からいえば、神社・お寺の宛名は御中で問題ありません。ただし、宮司様・住職様など特定の相手に出す場合は様つきのほうが丁寧になります。

この記事では、宛名の正しい書き方から、神社・お寺へ出す手紙の始め方、目的別のそのまま使える例文まで、まとめてご紹介します。

この記事でわかること

  • 神社・お寺宛ての宛名の正しい書き方(御中/様/役職)
  • 宮司・住職あてに出す場合の敬称ルール
  • お守り・お札・御祈祷を依頼する際の例文3種
  • お寺あての法要・供養・墓じまいなどのシーン別例文

宛名の書き方を確認したら、後半の文例集もぜひご活用ください。

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神社やお寺へ出す手紙の宛名の書き方|まずは早見表

神社・お寺に出す手紙の宛名は、基本は一般的な手紙と同じです。 迷ったときは、まず以下の早見表を確認してください。

宛名早見表(迷ったらここを見る)

  • 宛先を特定しない問い合わせ → 〇〇神社 御中 / 〇〇寺 御中
  • 社務所・寺務所に送りたい → 〇〇神社 社務所 御中 / 〇〇寺 寺務所 御中
  • 宮司・住職など役職者あて → 〇〇神社 宮司 〇〇様 / 〇〇寺 住職 〇〇様
  • 名前が分からないが役職者あて → 宮司 様 / 住職 様

まずはこの4つだけ覚えておけば十分です。

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宛名が神社・お寺の場合も「御中」でよい理由

「御中」とは「その組織に属する人へ」という意味を持つ敬称です。 「〇〇寺 御中」と書けば、寺務所や関係者のどなたが開封しても問題ない内容の手紙、という扱いになります。

逆にいえば、「この人に読んでもらいたい」という意図がある場合は御中は使いません。その際は後述する「役職名+様」の形式を使います。

宮司・住職など役職者を宛名にする場合

お守り・御札・祈祷の依頼、お墓や先祖供養の相談など、 「特定の方に読んでほしい」ケースでは役職名+様が最も一般的です。

  • 〇〇神社 宮司 〇〇様
  • 〇〇神社 禰宜 〇〇様
  • 〇〇神社 権宮司 〇〇様
  • 〇〇寺 住職 〇〇様
  • 〇〇院 住職 〇〇様

役職者の個人名が分からなければ、

  • 〇〇神社 宮司 様
  • 〇〇寺 住職 様

でも問題ありません。

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神社・お寺へ出す手紙の書き出し|目的別の例文集

ここからは、目的に合わせて使える書き出し例文をご紹介します。 スマホでも読みやすいよう、「この例文はどんな時に使えるのか」も事前に書き添えています。

【神社】お守りを郵送でお願いしたいとき

遠方住まい・参拝が難しい場合に使える例文です。

拝啓 初夏の候、宮司様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 いつも地域の平穏をお守りくださり、心より感謝しております。 このたび、遠方に暮らす家族の健康を願い、御社にて授与されている健康守りをお送りいただきたく、お願い申し上げます。 必要な初穂料につきましては、同封の郵便為替をご確認くださいませ。 何卒よろしくお願い申し上げます。 敬具

【神社】御札の郵送をお願いしたいとき

毎年の御札を授与してもらっているケースを想定した例文です。

謹啓 梅雨の候、宮司様におかれましては益々ご健勝のことと拝察申し上げます。 平素よりご加護を賜り、誠にありがとうございます。 さて、本年も御社のお札をお祀りしたく存じますが、参拝が叶わず、郵送にて授与をお願いしたく筆を取りました。 初穂料は同封させていただきましたので、ご確認いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 謹白

【神社】御祈祷をお願いしたいとき

家族の就職・受験・厄払いなどを依頼する場合に使えます。

拝啓 晩春の候、宮司様におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。 突然のご連絡失礼いたします。 このたび、家族の就職に際し、心願成就の御祈祷を賜りたくお願い申し上げる次第です。 当日は都合がつかず、代理でのご祈祷となりますが、何卒ご対応いただけますと幸甚に存じます。 祈祷料は同封いたしました。 敬具

【神社】御祈祷をお願いしたいとき

家族の就職・受験・厄払いなどを依頼する場合に使えます。

拝啓 晩春の候、宮司様におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。 突然のご連絡失礼いたします。 このたび、家族の就職に際し、心願成就の御祈祷を賜りたくお願い申し上げる次第です。 当日は都合がつかず、代理でのご祈祷となりますが、何卒ご対応いただけますと幸甚に存じます。 祈祷料は同封いたしました。 敬具

【お寺】墓じまいの相談をしたいとき

遠方住まい・移転希望の際に使える例文です。

謹啓 秋風が心地よい季節となり、ご住職様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 突然のお願いで恐縮ですが、墓じまいにつきご相談申し上げたく筆を取りました。 遠方に住んでいるため、長年お彼岸にお参りができず心苦しく思っておりました。 勝手なお願いで恐縮ですが、近いうちにお電話にて詳細をご相談させていただければ幸いです。 謹白

【お寺】住所変更を知らせたいとき

新住所の通知とお礼を兼ねた文例です。

謹啓 時節柄、ご住職様におかれましてはますますご壮健のことと存じます。 平素は〇〇家の先祖供養を賜り、深く感謝しております。 このたび家族で転居いたしましたので、新住所をお知らせ申し上げます。 下記に記載しておりますので、お手続きのほどお願い申し上げます。 謹白

まとめ

神社・お寺に出す手紙の宛名は以下を覚えておけば間違いありません。

宛先を特定しない場合

  • 〇〇神社 御中
  • 〇〇寺 御中
  • 〇〇神社 社務所 御中
  • 〇〇寺 寺務所 御中

特定の方に読んでほしい場合

  • 〇〇神社 宮司 〇〇様
  • 〇〇寺 住職 〇〇様
  • 名前が分からない場合 → 宮司 様 / 住職 様

神社やお寺への手紙は、少し丁寧に、敬意をこめて書けば十分に心が伝わります。気負いすぎず、落ち着いて書き進めてみてください。

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