「ご査収ください」の意味と完璧な返事の仕方:メール・FAX・状況別例文とビジネスマナー

ご査収くださいへの返事

「ご査収ください」という表現はビジネスでよく使われますが、いざ自分が受け取ると「なんて返せば正解?」「失礼にならない?」と迷う人は多いものです。

この記事では、「ご査収ください」の正しい意味、ケース別の返事の仕方、メール・FAXでの丁寧な返信例文を網羅的に解説します。初めての人でもすぐ使えるテンプレートを揃えていますので、今日から迷わず使いこなせます。

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  1. 「ご査収ください」の意味と正しい受け取り方
  2. メールで「ご査収ください」と言われたときの基本の返信
    1. 最初の一通で伝えるべき2点
    2. 基本の返信例文(すぐ使える)
  3. 【状況別】「ご査収ください」への最適な返事テンプレート
    1. ① 内容を確認して問題がなかった場合
    2. ② 確認に時間がかかる場合(一旦受領を伝える)
    3. ③ 添付ファイルが開けない・不備があった場合
    4. ④ FAXで「ご査収ください」と届いた場合
  4. 「ご査収ください」が不適切なケースと別表現
    1. 代わりに使える言い換え
  5. よくある質問(Q&A)
    1. Q1. 「査収」と「確認」の違いは?
    2. Q2. 目上に使ってもいい?
    3. Q3. 英語では何と言う?
  6. まとめ:迷ったら「受領→確認の意思」をセットで返信
  7. 「ご査収ください」と言われたら?まずは返事の基本を押さえよう
  8. メールで「ご査収ください」と言われたら?即レス必須の返信術
    1. 基本的な返信例文:まずは「受領」と「確認の意思」を伝える
    2. 【状況別】「ご査収ください」への好印象を与える返信例文
      1. 1. 内容を確認し、問題がなかった場合
      2. 2. 確認に時間がかかる場合(一旦受領連絡を入れる)
      3. 3. 添付ファイルが開けない・内容に不備があった場合
      4. 4. FAXで「ご査収ください」と言われた場合
  9. 「ご査収ください」が不適切なケースと別の言い換え表現
    1. 「ご査収ください」を使うべきではないケース
    2. 「ご査収ください」の言い換え表現と類語
      1. ご確認ください
      2. ご高覧ください
      3. お目通しください
  10. まとめ

「ご査収ください」の意味と正しい受け取り方

「ご査収ください」は、送った資料・請求書・契約書などを確認のうえ受け取ってくださいという意味の敬語です。

単なる「受け取りました」だけでは不十分で、確認する意思を示す返事がビジネスマナーとされています。

[関連]ご高覧くださいの意味と正しい使い方

メールで「ご査収ください」と言われたときの基本の返信

最初の一通で伝えるべき2点

  • 受領したこと(受け取りの確認)
  • 内容を確認する意思があること

基本の返信例文(すぐ使える)

  • 簡潔に返す場合
    「資料のご送付ありがとうございます。確かに受領いたしました。内容を確認いたします。」
  • 丁寧に返す場合
    「〇〇様
    資料をご送付いただきありがとうございます。確かに拝受いたしました。内容を確認次第、改めてご連絡申し上げます。」

[関連]確認・問い合わせメールの書き方

【状況別】「ご査収ください」への最適な返事テンプレート

① 内容を確認して問題がなかった場合

  • 「資料を確認いたしました。問題ございません。」
  • 「ご送付いただいた契約書を拝見し、内容に相違ないことを確認いたしました。」

② 確認に時間がかかる場合(一旦受領を伝える)

  • 「資料を受領いたしました。詳細は〇日までに確認し、改めてご連絡いたします。」
  • 「外出中につき、明日中に確認いたします。取り急ぎ受領のご連絡まで。」

③ 添付ファイルが開けない・不備があった場合

  • 「恐れ入りますが、添付ファイルが開けません。再送いただけますでしょうか。」
  • 「確認したところ、一部内容に不明点がございます。詳細をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

④ FAXで「ご査収ください」と届いた場合

  • 「先ほどFAXを受領し内容を確認いたしました。」
  • 「FAXにて書類を拝受いたしました。迅速なご対応、ありがとうございます。」

[関連]お目通しくださいの正しい使い方

「ご査収ください」が不適切なケースと別表現

便利な表現ですが、以下では不適切です。

  • カジュアルな相手 → 堅い印象になる
  • 急ぎの用件 → “確認”より“対応”が必要
  • 話し言葉 → 書き言葉なので不自然

代わりに使える言い換え

  • ご確認ください(内容のチェックをお願いしたいとき)
  • ご高覧ください(丁寧に“見てください”と伝えたいとき)
  • お目通しください(ざっと見てほしいとき)
  • ご査収のほどお願い申し上げます(さらに丁寧)

[関連]ご高覧くださいの意味と使い方

よくある質問(Q&A)

Q1. 「査収」と「確認」の違いは?

「査収」は“確認+受領”の意味を含みます。「確認してください」より丁寧でフォーマルです。

Q2. 目上に使ってもいい?

問題ありませんが、堅すぎる印象になることも。文脈に応じて使い分けが必要です。

Q3. 英語では何と言う?

“Please confirm the attached file.” など、シンプルに表現します。

まとめ:迷ったら「受領→確認の意思」をセットで返信

  • 「ご査収ください」は「確認+受領」を丁寧に依頼する表現
  • 返信は「受領しました」だけでなく「確認いたします」まで書く
  • 状況に応じたテンプレートを使えば失礼にならない

本記事の例文を活用し、相手に信頼される丁寧なビジネス返信を実践してください。

旧旧記事「ご査収ください」というフレーズ、ビジネスシーンでは頻繁に目にしますよね。しかし、「どう返信するのが正解なんだろう?」「失礼にならないかな?」と迷った経験はありませんか?

この記事では、「ご査収ください」の正しい意味を理解し、相手に好印象を与える完璧な返事の仕方を徹底解説します。メールでの返信例文はもちろん、FAXや口頭での対応、さらに「こんな時どうする?」という状況別の返信例まで、具体的にご紹介。これを読めば、あなたのビジネスコミュニケーションがよりスムーズになること間違いなしです。

「ご査収ください」と言われたら?まずは返事の基本を押さえよう

「ご査収ください」は、「内容をよく確認して、受け取ってください」という意味を持つ、ビジネスでよく使われる敬語表現です。資料や請求書、契約書などを送付する際によく使われます。

この言葉を受け取った場合、単に「受け取りました」と伝えるだけでは不十分です。送られた内容をきちんと確認し、問題がないことを相手に伝えるのが、ビジネスマナーの基本。「確認しました」の一言が、相手に安心感を与え、スムーズな業務の進行につながります。

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メールで「ご査収ください」と言われたら?即レス必須の返信術

メールで「ご査収ください」と依頼された場合、できるだけ早く返信するのがマナーです。特に、確認に時間がかかる場合は、まず「受領しました」の連絡を入れ、後日改めて詳細を伝えるようにしましょう。

基本的な返信例文:まずは「受領」と「確認の意思」を伝える

まずは、添付ファイルや書類を受け取った旨と、内容を確認する意思を伝えます。

  • 簡潔に返信する場合
    「〇〇(資料名)のご送付ありがとうございます。確かに受領いたしました。内容を確認いたします。」
  • 丁寧な返信の場合
    「〇〇様
    いつもお世話になっております。
    ご連絡いただきありがとうございます。添付いただきました〇〇(資料名)を確かに受領いたしました。内容を確認次第、改めてご連絡させていただきます。
    引き続きよろしくお願いいたします。」

【状況別】「ご査収ください」への好印象を与える返信例文

状況に応じて、より具体的な返信をすることで、相手に丁寧な印象を与え、円滑なコミュニケーションにつながります。

1. 内容を確認し、問題がなかった場合

添付ファイルや内容を確認し、特に問題がなかった場合は、その旨を明確に伝えます。

  • 「〇〇(資料名)のご送付ありがとうございます。内容を確認いたしました。問題ございません。」
  • 「〇〇様
    いつもお世話になっております。
    添付いただきました報告書を拝見いたしました。詳細を確認いたしましたが、特に問題はございません。
    迅速にご対応いただき、誠にありがとうございます。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。」

2. 確認に時間がかかる場合(一旦受領連絡を入れる)

すぐに内容を確認できない場合は、一旦受領連絡を入れ、いつまでに確認できるかを伝えると丁寧です。

  • 「〇〇(資料名)のご送付ありがとうございます。確かに受領いたしました。〇日までに内容を確認し、改めてご連絡させていただきます。」
  • 「〇〇様
    いつもお世話になっております。
    添付の資料、確かに拝受いたしました。現在、外出中のため、明日中に改めて内容を確認し、ご連絡させていただきます。
    お時間をいただき恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。」

3. 添付ファイルが開けない・内容に不備があった場合

添付ファイルが破損していたり、内容に不明な点や不備があった場合は、遠慮なくその旨を伝えます。具体的な状況を伝えることで、相手も迅速に対応できます。

  • 「〇〇(資料名)のご送付ありがとうございます。恐れ入りますが、添付ファイルが開けません。お手数ですが、再度ご送付いただけますでしょうか。」
  • 「〇〇様
    いつもお世話になっております。
    添付の資料を確認いたしました。恐縮ですが、〇〇の部分について、詳細を確認させていただきたく存じます。お電話にてご説明いただくことは可能でしょうか?
    お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。」

4. FAXで「ご査収ください」と言われた場合

FAXの場合、原則として返信は不要なことが多いですが、相手から返信を求められている場合や、特に重要な内容である場合は、電話やメールで返信するとより丁寧です。

  • 電話で返信する場合
    「先ほどFAXを拝受いたしました。内容確認いたしました。ありがとうございます。」
  • メールで返信する場合
    「〇〇様
    いつもお世話になっております。
    本日〇時頃にFAXにてお送りいただきました書類を拝受いたしました。内容も確認いたしましたので、ご安心ください。
    お忙しい中、ご対応いただき誠にありがとうございます。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。」
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「ご査収ください」が不適切なケースと別の言い換え表現

「ご査収ください」は非常に便利な表現ですが、どんな時でも使えるわけではありません。状況によっては不適切になるケースもあります。また、類語表現もいくつか存在するため、それぞれの意味を理解して適切に使い分けることが大切です。

「ご査収ください」を使うべきではないケース

  • カジュアルなコミュニケーション: 友人や親しい同僚、社内での簡単なやり取りなど、非公式な場面では堅苦しすぎます。
  • 緊急性が高い場合: 緊急の連絡や、すぐにアクションを促したい場合は、より直接的な表現が求められます。
  • 口頭でのコミュニケーション: 基本的に書き言葉なので、会話で使うと不自然に聞こえることがあります。

「ご査収ください」の言い換え表現と類語

状況や相手に応じて、より適切な表現を使い分けましょう。

ご確認ください

「内容をチェックしてほしい」という意図を伝える際に使われます。「ご査収ください」と似ていますが、「受領」の意味合いは含まれません。単純な内容確認を依頼する際に適しています。
>「ご確認ください」の意味と使い方を解説

ご高覧ください

「ご覧ください」の謙譲語で、相手への敬意をより強く表したい場合に使われます。特に目上の方や、重要な文書、芸術作品などを見てもらう際に用いられます。
>「ご高覧ください」の意味と使い方を解説

お目通しください

「ざっと目を通してください」という意味合いで、詳細な確認までは求めない場合に用いられます。主に社内での報告書など、比較的簡易な確認を依頼する際に便利です。
>「お目通しください」の正しい使い方

まとめ

「ご査収ください」は、ビジネスシーンで非常に役立つ表現ですが、その意味と適切な返事の仕方を理解しておくことが重要です。今回ご紹介した例文やポイントを参考に、自信を持ってスムーズなビジネスコミュニケーションを実践してください。