喪中はがきは送る時期や文面、相手別の言い回しなど、いざ書こうとすると迷うことが多いものです。「どこまで書けばいい?」「形式は?」「そのまま使える文例が欲しい」——そんなお悩みを解消するために、この記事では喪中はがきの基本マナーから相手別・状況別の文例まで、必要な情報をまとめて解説します。
そのまま使える文例を掲載していますので、安心して書き進めていただけます。
喪中はがきとは?送る目的と基本マナー
喪中はがきは、身内に不幸があった際に、翌年の年賀状を控える旨をお伝えする挨拶状です。年賀状のやり取りがある相手へ、失礼のない形でお知らせする役割を果たします。突然送るのではなく、「なぜ送るのか」「どんな場面で必要なのか」を理解することで、相手に誠意が伝わります。
喪中はがきは年賀状シーズン前(11月〜12月初旬まで)に送るのが目安ですが、訃報の時期や状況により多少前後しても問題ありません。
喪中はがきの書き方|基本構成と注意点
喪中はがきは、一般的な手紙と異なり、華美な言い回しや明るい表現は控えます。形式は大きく以下の4つで構成されます。
① 喪中であることの知らせ
「喪に服しているため、新年の挨拶を控えたい」という旨を簡潔に伝えます。
② 故人との続柄・命日
相手に無理に詳細を伝える必要はありませんが、伝えられる範囲で構いません。
③ 感謝の言葉
「生前のご厚意への感謝」を添えることで丁寧な印象になります。
④ 結びの言葉
季節の気遣いを添え、静かに締めくくります。
そのまま使える文例集|相手別
ここでは、相手別にそのまま使える文例をご紹介します。状況にあわせて、文末や呼びかけを調整しながらご活用ください。
友人・知人向け
喪中につき 年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年○月に父 ○○が永眠いたしました
生前に賜りましたご厚情に深く御礼申し上げます
皆様には良き新年を迎えられますようお祈り申し上げます
親族向け
喪中につき 年始のご挨拶を失礼させていただきます
本年○月に母 ○○が永眠いたしました
在りし日のご厚誼に深く感謝申し上げます
皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます
職場・取引先向け(ビジネス用)
喪中につき 新年のご挨拶を控えさせていただきます
本年○月に祖父 ○○が永眠いたしました
本年中賜りましたご高配に深謝申し上げます
寒さ厳しき折 皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます
恩師・習い事・地域向け
喪中につき 年末年始のご挨拶を失礼させていただきます
本年○月に義父 ○○が永眠いたしました
生前賜りました温かいお心遣いに心より御礼申し上げます
来る年が穏やかな一年になりますようお祈りいたします
状況別・言い回しの工夫例
訃報の事情や関係性により、表現が変わることがあります。以下は特に迷いやすいケースです。
突然の訃報の場合
突然のことに本人も家族も未だ気持ちの整理がつかない状況ではございますが
静かに新年を迎えたいと存じます
高齢で看取りが穏やかだった場合
長い年月を過ごし 家族に見守られ静かに永眠いたしました 穏やかな最期でございましたので どうかご安心くださいませ
年末ぎりぎりに訃報があった場合
急な出来事でご通知が遅れ失礼いたしました 取り急ぎ書中にて失礼ながらご挨拶申し上げます
縦書き文例(句読点なし)
喪中につき 年頭のご挨拶を失礼させていただきます
本年○月 祖母 ○○が永眠いたしました
生前賜りましたご厚情に心より御礼申し上げます
皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
まとめ|相手に負担をかけない喪中の挨拶とは
喪中はがきは形式にとらわれすぎず、「相手に配慮しつつ、必要なことを静かに伝える挨拶状」です。故人との思い出やご厚情に触れながら、お礼の気持ちを添えることが大切です。
法要後のお礼状や、一周忌・三回忌の手紙を書く際に迷った場合はこちらも参考になります。
➤ 法事のお礼状 文例|年忌別まとめ
➤ 一周忌のお礼状|遺族側の書き方と文例

