供花をいただいた際、「お礼状は必要?」「どんな文章が正しいの?」と迷われる方は多いものです。
とくに、弔事は普段使わない表現や決まりごとも多く、文章に自信が持てないという声もよく耳にします。
この記事では、供花のお礼状の基本マナー・送る時期・相手別文例をわかりやすくまとめました。
そのまま写して使える文例もご用意していますので、今のお気持ちと向き合いながらご活用ください。
供花にお礼状は必要?
供花は、故人を偲び弔意を寄せてくださった気持ちの表れです。そのため、基本的にはお礼状を出すことが望ましいとされています。電話や口頭でお礼を伝えている場合でも、お礼状があると丁寧な印象になります。
また、香典返しを後日お送りする予定がある場合は、同封しても問題ありません。
供花のお礼状を書くときの基本マナー
供花のお礼状には、一般の手紙とは少し異なるマナーがあります。
まずは大まかなルールを押さえておきましょう。
送るタイミング
- 供花を受け取ってから1週間以内が理想
- 慌ただしい場合は四十九日法要後にまとめて送るケースもあります
句読点は付けなくてもよい?
弔事の手紙は「悲しみが続く(切れ目を作らない)」ことから句読点をつけない風習があります。
ただし、横書きやメール・ハガキの場合は付けても構いません。
避けたい表現
- 「度々」「重ね重ね」→不幸が重なることを連想
- 「忌み言葉」「華美な言い換え」
よく使われる表現
- 「ご厚志」「ご芳志」「ご霊前に供え」
- 「ご厚情に深謝申し上げます」
そのまま使える文例集【相手別】
ここからは、送り先別に使いやすい文例をご紹介します。
まずは横書きWeb用(句読点あり)、続いて慣習を踏まえた縦書き(句読点なし)形式で掲載します。
📌会社・取引先へのお礼状(横書き/メール・便箋)
平素よりお世話になっております。
このたびは、故〇〇の逝去に際し、心温まるご供花を賜り、誠にありがとうございました。
お心遣いに深く感謝申し上げますとともに、故人も安らかに受け取っていることと存じます。
まだ気持ちが落ち着かない日々ではございますが、これからも生前と変わらぬご厚誼を賜れれば幸いです。
略儀ながら書中にてお礼申し上げます。
令和〇年〇月
差出人名
(縦書き・句読点なし・コピー利用可)
拝啓
この度は故〇〇儀逝去に際しご供花を賜り誠にありがとうございました
生前のご厚情に深く感謝申し上げます
略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます
敬具
令和〇年〇月
差出人名
親族・親戚へのお礼状(横書き)
このたびは、故〇〇の逝去に際し、お心のこもったご供花を賜り、誠にありがとうございました。
祭壇に美しく飾られ、家族一同たいへんありがたく思っております。
まだ落ち着かぬ日々ですが、おかげさまで無事に葬儀を終えることができました。
ご多忙の中のご厚志に、心よりお礼申し上げます。
令和〇年〇月
差出人名
(縦書き)
拝啓
この度は故〇〇儀葬儀に際しご供花を賜り誠にありがとうございました
祭壇を温かく彩っていただき家族一同厚くお礼申し上げます
取り急ぎ書中をもちまして御礼申し上げます
敬具
令和〇年〇月
差出人名
友人・知人へ(横書き/短め)
供花をいただき、ありがとうございました。
故〇〇もきっと喜んでいることと思います。
まだ落ち着かない日々ですが、ゆっくり過ごしていきたいと思っています。
お気遣いに感謝いたします。
令和〇年〇月
差出人名
(縦書き)
この度はご供花を賜りありがとうございました
故人も喜んでいることと存じます
心より御礼申し上げます
令和〇年〇月
差出人名
よくある質問(Q&A)
Q. 電話でお礼を言っている場合は省略して良い?
→できればお礼状を送るのが望ましいです。
Q. 会社名のみで届いた供花の場合、宛名は?
→「会社名+部署名」または「会社名+代表者名」が丁寧です。
Q. メールでも問題ない?
→ビジネス相手や遠方の方の場合、メールでも失礼には当たりません。
まとめ
供花のお礼状は、相手の優しいお気持ちに「ありがとう」を伝えるための大切な手紙です。
形式にとらわれすぎず、無理のない範囲で書いていただければ、それで十分心は届きます。

